あの頃のこと(13)本と先生たち

読書を始めたのは、高1の終わりの春休みです。それまでは、本を読む悦楽を知りませんでした。ゆえに、氷室冴子さんのシリーズに出会ったときの衝撃たるや!同じ年齢くらいの女の子たちが、まさに!すぐそこで!赤血球をダクダクさせながら!生きているのでした。

その後は、教科書に載っているものにも多少、目が利くようになりました。自分の好きな文体や世界というものが、少しずつわかってきたのです。その一つが『枕草子』でした。(『源氏物語』はあまりにも冗長すぎると感じていました。わたしは「清少納言組」なのです。)

当時の国語のT先生やU先生には、とても感謝しています。
山田太一ファンだったT先生は、高2の夏休みの読書感想文の提出が遅れに遅れて12月になったわたしに、「いいものを書いたら許してやる」と言ってくれました。(どうしてそんなに遅くなったのか?夏に40冊の本を読んだのですが、感想文に適した本をうまく選べなかったのです。明らかに戦略不足でした。) 結局、三島由紀夫の『夏子の冒険』について書きました。主人公の夏子嬢がとても魅力的だったのです。だから、感想文も「もう一人の夏子」として書いたと記憶しています。

U先生には高3のときに「岡野さんは、今、授業でやってる坂口安吾は好きじゃないでしょう?あなた、ああいう文体は好みじゃないわよね」と、どうしてそんなことがわかるのか?と思うようなことを言われました。(バレていたのですね…。)U先生のお父様が某出版社の編集者と聞き、「わたしも、そこから本を出したい」と言ったことを覚えています。U先生は「別にあの出版社じゃなくてもいいじゃないの」と笑っていましたが。

他にも化学のPちゃんや物理のKちゃん(失礼ながら、先生の名字を覚えていません)には、いろいろ気を掛けてもらったなぁと思い出します。
特に物理のKちゃんには、学校内で会うと「シャモちゃん、元気?」とよく声を掛けられました。(その頃、わたしは髪を逆立てていたからです。シャモ=軍鶏です。)

(つづく)

(しかし、これ、このペースじゃなかなかハイパーウォーキング™にたどり着かないんじゃないだろうか?)

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