あの頃のこと(38)雨に対する二つの方法

姪たちは、赤ちゃんの頃の肉質のまま、今も変わらないなぁと感じます。ふんわり具合も、かっちり具合も、見事にそのままなのです。

姪は、もう一人生まれて、計二名です。わたしと弟が別の家で生まれ育ったかのようなキャラクターであるように、彼女たちもまた、まったく違う色を見せてくれています。

夏休みのある日、二人を連れて近所に出かけていた時のこと。(上は6歳、下は3歳でした。)ちょうど帰ろうとしたとき、雨が降ってきたのです。傘を持ってきていなかったので、急いで帰宅することにしました。その時の二人の反応は、まるで違うものでした。

姉は、「うちらが小さく小さくなって、みいちゃん(わたしのこと)のポケットの中に入れたらいいのになぁ」と言います。
一方、妹は、「それは無理や。そんなん無理や。そんなこと言うてんと、早う走ったほうがいいで」と言うのです。

どちらもいいアイデアだと思いました。正しい!頼もしい!とさえ感じました。わたしは、そのメルヘンプランと現実的プランの両方を抱え、「小さく小さくなってポケットの中に入れたらいいのになぁと思いつつ、走るのがいいね」と言いました。
不意の雨に対する二人の反応に、現在と未来のいろいろなものが見える気がして、
そのどちらも素晴らしいなと思ったのです。

(つづく)

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